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企業内大学「Temp University」、設立の背景に迫る!-環境の変化編-

こんにちは!パーソルテンプスタッフ 人事本部/Temp University事務局の古田全人です。
本記事では、私たちがなぜ企業内大学「Temp University(以下、TU)」を設立したのか、その背景をご紹介します!
今回は「環境の変化」に焦点を当て、TU設立の発起人である古田の気持ち・考えも織り交ぜながら、お伝えしていきます。


環境が変わると人のはたらき方・いき方も変わる

テクノロジーの進歩や新型コロナウイルス感染症の流行など、私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。その変化に伴って、私たち一人ひとりのはたらき方・いき方にも変化が求められています。

人生100年時代は、マルチステージの時代

「人生100年時代」という言葉を聞いたことがあるかと思います。私たちがいきる現代はかつてに比べて平均寿命が伸び、はたらく現役期間も伸びています。この時代においては、人生を「マルチステージ」で捉えて、いきていくことが重要とされています。
「マルチステージ」とは、かつての教育→仕事→引退という「3ステージ」と対比される考え方で、教育を受けてから社会に出て以降も、会社勤め、フリーランス、学び直し、副業・兼業、起業、ボランティア…など、さまざまなステージを行き来しながら、生涯現役を続けていく、という考え方のことです。

マルチステージの時代をいきていくために

マルチステージでいきていくためには、自分自身を日々変化させていく習慣を持つことが大切です。裏を返せば、「学生時代に身に付けたスキルで引退まで駆け抜ける」「今のままで将来安泰」という考えは、通用しなくなりつつあるということです。しかし、ただでさえ忙しい大人が新たに自分自身を日々変化させていく習慣を持つことは言うは易く行うは難し。人材育成担当としてこの課題にどう取り組んでいくか?日夜考え続ける日々が続いています。

なのに、日本の大人は学ばない!?

「リスキリングが課題」

一方で、この課題は私たちパーソルテンプスタッフのみならず、多くの企業で課題視されています。企業経営において、「リスキリング」という言葉がバズワードになっていることをご存じの方も多いと思います。「リスキリング」とはシンプルに言うと「新しいことを学び、身に付け、仕事に活かしていく」ということです。マルチステージでいきていくための重要なアクションであり、自分自身を日々変化させていく習慣を持つキーとなる概念だと考えています。

日本の大人の学びの現状

では、日本の大人の学びの現状はどうなっているでしょうか?各種調査において「日本の大人は諸外国と比較して学ぶことが十分ではない」というデータが多数示されています。こういったデータを見るたびに、単純に「まずい!」と思うだけではなく、この状態が行き着く先には「学ばない日本の大人が、変化に対応できず、幸せになれない未来が待っているのではないか!?」と、不安を覚えます。

であれば、みんなで学べば怖くない!

では、どうすればいいのか?結論から言うと、この課題へのアプローチの一つが「企業内大学の設立 (※)」でした。
※パーソルテンプスタッフの企業内大学「Temp University」についてはこちらの記事をお読みください

「勉強嫌い」が「学べる」のか?

みなさんは学生時代、「学び」が好きでしたか?私は、少なくとも「勉強」については「嫌いではなかったけれども、好きだったかと言われるとそうでもない…」というレベルでした。もしかしたら、「私も…」という方が少なくないのではないでしょうか(あくまで仮説ですので、悪しからず 笑)。では、私のような、勉強へのモチベーションが高くない子どもが、大人になったからと言って、学びへのモチベーションが自然と高まるのでしょうか?断言はできませんが、大人は子どもに比べて学びに費やせる時間が少なくなるという点で、相当の工夫をしなければそうはならないと思います。これを一旦の結論とし、「どうすれば大人の学びのモチベーションを高めることができるか?」という問いを軸に据えて考えを深めていきました。

「大人の学び」とは

そもそも「大人の学び」とはどのようなものでしょうか?人材育成界隈では、「経験学習」という概念がよく知られており、大人になるほど経験から学ぶ割合が増えるのが通説です。ただ、自身の経験をコントロールするためには、多くのコストとパワーがかかり、ただでさえ学ばない大人が一歩を踏み出すには、少しハードルが高い領域だと考えました。

ヒントは子ども時代の「勉強」にあり!

では、第一歩を踏み出すためには何から始めるのがよいか?
そのヒントが子どもの頃の「勉強」への向き合い方にありました。子どもの頃、「勉強が大好き!」と言い切れなかった私が勉強しないことを選択しなかったのは、「みんなもやっていたから」だと思います。もちろん「意志を持って学ぶこと」が理想の状態ですが、スタートラインに立つためには、「みんなもやっている状態」、少し格好良く言うと「集団効果」を活用することが有効と考えました。そして、そのことが単発の研修を乱発するだけのアプローチではなく、持続的にみんなで学ぶ「場」としての企業内大学をつくるというアプローチにつながっていきました。まさに、「みんなで学べば怖くない作戦!」この作戦が功を奏したのか、設立から2年弱で、2,400名を超える社員にTUでの学びをスタートしてもらうことができました。

今後もTU設立の背景をもう少しだけ

ここまで、お読みいただき、ありがとうございます!
今回はTUの設立の背景をお伝えしましたが、まだまだお伝えしたい背景があります!
あと2回分のお時間をいただき、「パーソルテンプスタッフの強みの視点」「人材育成担当の視点」での設立背景をお伝えします。
 
ぜひ、この内容を通じて、TUとパーソルテンプスタッフをより身近に感じていただければと思います!
今後もパーソルテンプスタッフ 公式noteをどうぞよろしくお願いいたします。

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