人事担当者に聞いた!新入社員研修って何するの?担当者の想いとは?~前編~
皆さんこんにちは!パーソルテンプスタッフ公式note事務局の由良です。
2024年度の新入社員研修を担当した荒井に、インタビューを実施しました!その内容を、前編・後編に分けてお届けします。本記事は前編です!
多くの企業が取り入れている「新入社員研修」ですが、パーソルテンプスタッフではどんなことを実施しているのか、また研修担当者はどのような想いを持っているのか、気になるリアルを聞いていきます!
新入社員研修を実施するのはどんな人?(2024年度)
―荒井さん、お疲れ様です。今日はよろしくお願いいたします!
こちらこそ、よろしくお願いいたします!ちょっと緊張しますね。(笑)
―(普段は並んで仕事をしているので)インタビューとなると、なんだか変な感じですよね。いつも通りでいきましょう!(笑) 2024年度の新入社員研修を担当された荒井さんの、これまでの経歴について、簡単に教えてください。
はい、人材開発推進室の荒井です。学生の皆さんが採用活動中にかかわっていた、新卒採用室からバトンを受け継ぎ、入社後は我々の部署が、入社者の皆さんのサポートをさせていただいています!
私の経歴ですが、新卒でパーソルテンプスタッフに入社し、最初は営業をしていました。営業の時は、特に職場見学(※1)は魂を込めて実施していて、終わった後、「今日は全力でできたか?」と、振り返りながら最寄り駅まで行くのが定番でした。(笑)
※1「職場見学」とは、派遣スタッフの方が、就業環境や仕事の内容を、実際にはたらく現場に見に行くことで、自分に合うか否かを確認しに行くことです。ほとんどの場合、担当営業が同行します。
営業を約14年経験した後、「研修で相手の世界観を変えたい」という想いから、人事本部の人材開発推進室に異動しました。異動直後は、初めての人事職だったので、やってもやってもできないことだらけで、しんどい思いをしたことを覚えています。
―プライベートでは、お母さんでもあるのですよね?
そうです。中学生の娘が1人います。思春期なので衝突することもありますが(笑)、彼女自身が自分の仕事を考える機会が少しずつ出てきているのと、私が仕事やキャリア感について家族に話すタイプなので、私の仕事に対する理解はものすごくあります。(笑)
新入社員研修は何をするの?
―早速ですが、新入社員研修はどんなことをするのでしょうか?
新入社員研修は、入社時に実施する研修で、期間や内容は企業によって全く異なります。パーソルテンプスタッフの場合、約1カ月の間に、事務手続きなどを含め、自社理解や社会人として必要な知識やスキルの習得、横のつながり作りなどを行います。
約1カ月間のスケジュールの中身としては、最初の1週間は主に入社に必要な手続き関連や、会社用PCやスマホのセットアップを行います。
2週目からいよいよ本格的な研修がスタート!ビジネスマナー研修をはじめ、会社概要や理念はもちろん、派遣法に至るまで、ベースの知識となる内容をインプットしていきます。
その後は営業研修を中心に、ロープレを交えた実践的な内容で理解を深めていき、2日間の営業同行(実際にはたらくオフィスで先輩社員とともに営業に行きます!)を経て、最終週に改めて、企業理念について思いを巡らせ、さらに配属後の目標を立てた後、それぞれのオフィスに着任していただきます。
新入社員の方々に対する想い
―約1カ月の間、新入社員の皆さんと一緒に過ごすのですね。直球でお伺いしますが、新入社員の方々に対してどんな想いがありますか?
愛して止まないです。(笑) 一人ひとりが本当に素晴らしい方ばかりなので、私の研修を終えて配属された後、個々の良さが最大限に活きてほしいですし、配属先の先輩社員はもちろん、顧客企業や派遣スタッフなど、関わるすべての方に愛されてほしいと思っています。
新入社員研修のゴールは「社会人としてのスタートラインに立つ」こと
だからこそ、研修が重要だと思っています。パーソルテンプスタッフの新入社員に限らず、世の中の新入社員の皆さんは、少し前まで学生だったので、社会人としての一般的な知識とスキルが不足していることは当然です。しかし、不足したそのままの状態で配属されるとどうなるか?
「この人は社会人としての礼儀やマナーができていない」
そんなふうに見られてしまう可能性が高くなります。
これは、「個々の良さが活きて愛される存在になる」こと以前の問題ですし、私は、自分の愛する新入社員がそう思われてしまうことがとても悔しいんです。
業界知識や業務スキルなどは、配属後に学べば何の問題もありません。実際、現場ではたらくことで身に付くことが大半です。
でも、そのスタートラインにすら立てないなんて悔しすぎる。だから、新入社員研修で大事にしていることは、社会人としての「スタートラインに立っていただくこと」です。
大学時代をコロナ禍で過ごしてきた世代だからこそ
―2024年入社の新入社員の方々に特徴などはありますか?
皆さんとても元気で、素晴らしい方ばかりです。1つ言えることは、2024年入社の方は、大学時代の大半がコロナ禍だったということです。
その事実から推察できること、かつ、入社前の面談や内定者研修を見て感じることは、「他者から、リアルの自分を見られる」ことに対する経験不足です。これはご本人たちの問題ではないですし、弊社の新入社員に限らず、世の中的に事実としてあることだと思っています。
しかし、我々は人材業界ですし、”人”との関わりがマストです。この経験不足の問題は、研修内で解決する必要があると感じました。
例年より多く実施した「ビジネスマナー研修」
―その「経験不足の問題」が、ビジネスマナー研修を例年より多く実施したことにつながっていたのでしょうか?
おっしゃる通りです。例年通りであれば、研修期間の前半に1回、営業同行前に復習で1回と、トータル2回程度でしたが、今年は頻回で実施しました。
自分の立ち居振る舞いや表情、話し方など、他者からどのように見られているのか、さまざまな役職や年齢の人からフィードバックをもらう機会を作りました。
(インタビュアー由良より)
前編はここまでです!お読みいただきありがとうございます。後編では、2024年度に初めて実施したコンテンツの実施レポートや、新入社員の皆さんを配属先に送り出す荒井の想い、新入社員研修を担当する人材開発推進室の集合写真と、さらに「番外ストーリー」まで、盛りだくさんでお届けします!
後編もお楽しみに♪
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