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企業内大学「Temp University」、設立の背景に迫る!-自社の強み編-

こんにちは!パーソルテンプスタッフ 人事本部/Temp University事務局の古田全人です。
今回は企業内大学「Temp University(以下、TU)」設立の背景 第2弾です!

第2弾は「自社の強み」に焦点を当てます!
TUは自社の強みをまさに具現化した取り組みです。本記事を通して、「パーソルテンプスタッフの強み」と「それが企業内大学の設立とどう結びついているのか?」をご理解いただければと思います!
ぜひ、人事施策の立案やパーソルテンプスタッフの理解にお役立てください!

※「TU設立の背景」、前回の記事はこちら
設立の背景に迫る!-環境の変化編-

※企業内大学「Temp University」の紹介はこちら
社員が教え、学び合う企業内大学「Temp University(テンプユニバーシティ)」とは?


パーソルテンプスタッフの強みとは?

パーソルテンプスタッフでは、人事以外の各部門においてもたくさんの研修や勉強会が実施されています。直近の社内調査では、2023年度の1年間で人事と各部門を合わせて年間300を超える研修が実施されました。この数はパーソルグループの各社と比較してもとても多く、私たちの自慢ポイントの一つと言えます。

この「現場で必要な学びを、現場の社員が主体的に企画・実施する」という動きは最近始まったことではありません。まだ会社規模が今ほど大きくなる前から、社員同士で教え学び合い、業務で成果を上げるということが当たり前のように行われてきました。パーソルテンプスタッフの成長の原動力と言っても過言ではないかもしれません。

各現場で実施されている「●●塾」

私自身も管理職昇進前に現場の学びの一つ「●●塾」(●●には、講師の名字が入るのがベーシックです!)で学びました。その塾は全社課題に徹底的に向き合う少人数制のプログラムで、「二度は受けたくないな」と思うぐらい鍛えられました(笑)。今はその講師とは別組織にいますが、その組織でも「●●塾」は実施されています。先日たまたま現塾生の方と遭遇し、同じ釜の飯を食う同志として勝手に親近感を覚えました。

このような「必要な学びを、社員が主体的に生み出していく」風土を、私たちは「教え学び合う文化」と呼び、パーソルテンプスタッフの強みとして認識しています。

自社の強みがTUの原動力!

TU設立の背景には、この「教え学び合う文化」が大きく関わっています。この文化に気づき、「この強みを活かした学びの提供ができないか?」と考えた答えが「企業内大学TUの設立」だったのです。その時に考えたことは以下のような妄想に近い3つの仮説でした。

①現場で日々生まれる学びを「全社化」することで、より多くの社員に効果的かつ満足度の高い学びが提供できるはず!
(オンラインであれば、北海道で実施した研修を、九州の社員の成長につなげられるのでは?)

②教え学び合うことが当たり前の環境であれば、TUの社内講師も持続的に生み出せるはず!
(受講者は変わるが、やることは変わらない→ハードルはそれほど高くないのでは?)

③私たちの強み「教え学び合う文化」を具現化したTUがパーソルテンプスタッフで生き続ければ、社員の自信・誇りになるはず!
(社外の方から「パーソルテンプスタッフって、社内で教え学び合って成長する会社だよね」と言ってもらえるのでは?)

自社の強みを活かしたい-仮説から実証へ-

当初はほぼ妄想に近い仮説でしたが、開校から約2年が経ち、この仮説が良い形で実証されつつあります。

①より多くの社員への、高品質な学びの提供」→累計のべ受講者数 16,718名 ※2024年6月末時点
②「社内講師の持続的誕生」→TU認定講師(社内講師) 68名 ※2024年6月末時点

③「TUが社員の自信・誇りに」については、もう少し時間がかかりそうですが、社員の声として、
・参加してみたら、意外と面白く、また参加します!
・ここ1年間で学びたいと思える研修が増えた!
・TUが大好きです!
など、TUに対してポジティブな感情を持ってもらえている社員も増えてきています!

「自社にとって当たり前にできていること=強みに立脚して、策を打つ」ということが感覚的には「有効なんだろうな」と思っていましたが、想像以上の動きにつながっている現状に触れると、「やっぱり大事だったんだ!」と確信が深まりつつあります。

まずは、「自社の強みに気づく」ことから

ここまで、「自社の強みはこれだ!」と断定的に書いてきましたが、私が中途入社した時に「教え学び合うこと」=「自社の強み」と公言していた社員はそれほど多くなかった気がします。それはそのことが、特に自社に長くいる方にとってはあまりにも当たり前に根付いていたからだと思います。

私にとって3社目となるパーソルテンプスタッフに入社して思ったことは「学びの場の数」と「場づくりの主体性(=上から与えられるのではなく、自ら作る)」が過去にいた会社と比べて群を抜いて優れているということでした。この考えを新卒から自社ではたらく社員に話すと、「え、当たり前じゃない?」というような反応をされたことをよく憶えています。「自社の強みって、意外と気付けないものなんだな」と思うと同時に、「この強みをもっと大事にしないと、もったいない!」と心の中で叫びました。

個人においても当てはまりますが、「自分(自社)の強みは、意外と自分(自社)ではわからない[長く中にいると気づきにくい]」のだと思います。謙遜もあると思いますし、「当たり前」になっているからだとも思います。ただ、自分(自社)にとっての当たり前は、決して他者(他社)にとっての当たり前ではありません。自分にとっての当たり前が、ある人からすると当たり前でない=すごいことに思える。裏を返せば、ある人からするとすごいことを当たり前にやってのけられる、これこそがまさに「強み」と言えるのだと思います。

「強み」に気づくポイントは「外の視点を取り入れる」こと

そう考えると、「強み」に気づくためには「外の視点を取り入れる」ことがポイントと言えそうです。

・個人であれば、親しい友人・知人(できれば、忖度なく本音を話してくれる友人・知人)に聞いてみる
・企業であれば、異文化で育った中途入社者の声を聞いてみる

その声を素直に受け取って、「あ、自分(自社)の強みって、これなんだ!」と自覚する。よっぽど、独りよがりに「自分の強みはこれです!(でも周りはそう思ってないけどね)」というよりは、確からしさが高い気がしませんか。

意外と気付けない「自分(自社)の強み」ですが、他者の力を借りながら自覚し、自覚したからにはそこに立脚してやってみる!そこにいろんな突破口がありそうな気がしています!少なくとも、そんなあり方・やり方で、TUは運営を続けることができています。ぜひ、参考にしてみてください!

ここまで、お読みいただき、ありがとうございます!
TU設立の背景シリーズは次が最終回です!
次回は「人材育成担当の視点」から、なぜTUを設立したのか?を記してみたいと思います!
(「TU設立の背景」、前回の記事はこちら→設立の背景に迫る!-環境の変化編-)

ぜひ、この内容を通じて、TUとパーソルテンプスタッフをより身近に感じていただければと思います!
今後もパーソルテンプスタッフ 公式noteをどうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございます。 感謝の気持ちでいっぱいです♪ ぜひ他の記事も読んでみてくださいね👇