入社5年目で海外勤務を実現!”はたらく幸福度”を上げる!その方法とは?
皆さんこんにちは!
今回は社員紹介インタビューとして、2019年にパーソルテンプスタッフに新卒入社後、キャリアチャレンジ制度(※)を活用してパーソルキャリアへ転籍、現在はPERSOLKELLY indiaに出向中で、インドのグルガオンで勤務している藤井さんにお話を聞いてきました!
※「キャリアチャレンジ制度」については、こちらの記事をお読みください⇒新卒3年目で異動を決意!~スキルは掛け算。大切なのは背中を押してくれる仲間~|パーソルテンプスタッフ公式 (tempstaff.co.jp)
全3回のうち、最終回となる本記事では
・海外勤務を決めた藤井さんの内なる想い
・海外勤務のリアルな実態
・藤井さんが思う「はたらく」
以上について語っていただいています!ぜひ最後までお読みください♪
第1回の記事→なぜ新卒でパーソルテンプスタッフ?元社員に聞いた!入社の理由と会社の魅力!|パーソルテンプスタッフ公式 (tempstaff.co.jp)
第2回の記事→会社のキャリア制度をダブル活用!大胆キャリアチェンジの裏側に迫る! |パーソルテンプスタッフ公式 (tempstaff.co.jp)
海外勤務との出会い
記者)グループ内公募制度を使って、PERSOLKELLY indiaへ出向することになるんですよね。これはどんなきっかけなんでしょうか?
藤井)はい。きっかけとしては、会社への貢献の方法を自分なりに探ったことです。
HiPro Biz(※)ではたらいて1年後のタイミングで、新しい営業組織ができ、そこでは自身が特に注力してお取引を深めていた人材業界を担当していました。主に、大手~中堅人材会社の人事制度の改定や、新規事業の立ち上げ等のPJTを支援していました。
※「HiPro Biz」とは、企業の経営課題を、経験豊富なエグゼクティブや、高い専門性を有した専門家の知見、人脈によって解決する新しい形の経営支援サービス
同業界のお客様の、自社の命運をかけた取り組みに対する熱量の高さを肌で感じながら、ふと「自分もパーソルグループの一社員として、もっとダイレクトに貢献できることはないのか?次はお客様だけではなく、自分が最も恩義を感じている自社にとっても、より価値を発揮できるようになりたい」と思うようになったんです。
記者)ここでもはたらきながら気づきを得たということなんですね。
藤井)はい。いざ自分には何ができるのかを明確にするため、パーソルグループでは今、何が注力テーマ・課題になっているのかを改めて情報を精査したところ、「海外」というキーワードが出てきました。
パーソルグループは2030年までに海外売上比率5割、それ以降はAPAC以外のエリアに展開していく目標を掲げていますが、同時にグローバル経営人材が不足しているという課題を抱えています。そこで、自分がこのピースを埋められるようになれば、貢献度が高いと感じました。
すぐにグローバルキャリアチャレンジ制度(※)で申し込みをし、選考を経て、10月にはインドでの仕事を開始していました。
※「グローバルキャリアチャレンジ制度」とは、キャリア自律を支援するパーソルグループの人事施策のひとつであり、海外のグループ会社へ出向することができる制度
自分の強みを発揮することが組織のためになる
記者)ものすごいスピード感ですね!決断できたのは想いの強さからでしょうか?
藤井)実は学生時代の海外留学等の経験を通じて、入社前から、いつかはグローバルで活躍したいという想いがあったので、決断に迷いはありませんでした。
でも、海外勤務について本気で成し遂げたいと考えていたわけではなかったので、入社後に意識して業務に取り組んでいたわけでもなかったんですよ。
ただ、パーソルグループのビジョンを鑑みると、今後確実に課題になるテーマであるということに気が付き、HiPro Bizでの経験を通じて、そのギャップを自分が埋めに行きたい、という想いが生まれました。
これは、会社のためだったら自己犠牲をしてなんでもやる!ということではなくて、自分の強みや適性にあったフィールドや役回りを選ぶことを意識しているからこそ、なんです。
例えば自分の場合は、過去に前例のない新たな取り組みを開拓していくことが好きだし、強みであると自他ともに認識しているので、この「強みを活かしたい」想いと、「グローバル人材の不足」というパーソルグループの課題が合致しているように思えた「Japan Deskインド拠点の立ち上げ」の機会を選択しました。
やはり、自分が輝ける環境は、自分自身が責任をもって意図的に選択することが大事だと思います。
記者)自分の意志は後回しにしてしまうという学生や社員も多いですが、その点について藤井さんはどうお考えですか?
藤井)はたらく個人が自分の理想に自覚的にならない、意志を明らかにしないことは、個人と組織、双方のためにならないと思っています。
個人は人生の中で経験を通じて変わっていく価値観をもとに、今の自分の強みや理想と合致した「適所」がどこにあるのか?と、常に意識を巡らせ、必要に応じて身を移し「適材」になることで、常に幸福度が高い状態ではたらき続けることができると考えています。
「自己犠牲の義務感」ではなく、「自分の意志に基づく責任感」ある幸福度の高い状態は、結果として自分のパフォーマンスを最も高め、1番の社会・組織貢献に繋がると、私は思っています。
会社が社員の適材適所を考え、社員は言われるがまま従うのではなく、社員一人ひとりが意志と責任をもって適所を選択することで、個人と組織がWin-Winの状態になることが理想だと考えています。
海外ではたらくということ
記者)当時、海外勤務場所の候補は複数あったそうですが、なぜインドだったんでしょうか?
藤井)(1)将来有望国 (2)英語メインでビジネスができる (3)事業立ち上げ期 の3点で決めました。とくに(3)の要素が自分にとっては大きく、1番成長できる環境だと思ったからです。
他に候補となっていた国は、既に多くの日本人がいて、分業制とオペレーションが確立していました。その中でインド法人はJapan Deskの立ち上げ初年度で、私が赴任すれば日本人2人目。
関連業務については領域問わず何でも自分が対応し、一から新たに体制を作っていかなければならない状態でした。最も難しくやりがいがあり、経験の幅も広げられると思ったので、迷わずインドにしましたね。
記者)藤井さんらしい選択ですね。実際に合格し、仕事を開始してみていかがでしたか?
藤井)英語力は満足な水準に達していなかったので、応募を決めてから勉強し直しました。これは海外ではたらく上で想定していたことなので、苦ではなかったです。
ただ、実際にはたらいてみると、英語力よりも価値観やはたらき方のギャップのほうが問題として大きく、とても新鮮でしたね。
仕事の主ミッションは、在インド日系企業の人事・採用と転職希望者の支援です。
例えば、インド人は転職にあたり、ウェイトを置く要素の大部分が、給与や役職です。企業のミッション・ビジョン・バリューや事業・サービスの強み、社風など他の要素がどんなに魅力的な会社でも、給与や役職が低ければ選ばれにくいです。
これって日系企業の日本人の採用担当者からすると、「お金目当て、見栄っ張り」とネガティブにみられてしまうことも多いんですね。でもインド人からするとそれが当たり前で、そこに後ろめたさはないんです。
このように、日本人とインド人の価値観の違いについて、間に立ち、双方の背景や想いを理解した上でうまく調整を進めていく、ということが大事になります。
これはあくまで一例ですが、常に日本の「当たり前」を覆される体験を赴任直後からたくさんしましたね。
記者)それは新鮮な毎日ですね。価値観の違う人達と接する上で大事にしていることはありますか?
藤井)コミュニケーションを諦めないことですかね。「なぜそう思うのか?」「なぜその言動になったのか?」をとにかく聞きますし、違和感があれば適宜自分も伝えます。シンプルに「話さないとわからない」からです。
その人の言動はお国柄が理由なのか?その人だからか?この仕事だからか?それとも何か別の理由があるのか?この「なぜか」というところにアンテナを張って、コミュニケーションをとっていきます。
正直、時間もかかるしコミュニケーションを諦めたほうが早いし、楽ですが、ここは続けていることですね。
今「大事にしていること」は1ヵ月後、半年後には変わっているかもしれません(笑)。私自身、海外勤務についてようやく1年といったところですし、なにより、常に自分のやり方を疑って、見直して、いろんな方法を試していく、という柔軟性も、海外ではたらく上では必要なことだと感じています。
藤井さんにとっての「はたらく」とは
記者)最後に、海外ではたらくことに憧れがある、決断するか悩んでいる方に一言いただけますでしょうか。また、藤井さんにとってのはたらくとは何ですか?
藤井)憧れのままで終わらせるのはもったいないので、ぜひ一度本気で検討してみてほしいです。悩んでいる要素を明確にして、後悔が残らないよう情報収集を綿密に行い決断してほしいです。
そもそも前述のとおり、私は入社時点では「将来絶対海外勤務するぞ!」というほどまでの本気度があったわけではないです。
「海外勤務って楽しそうだな」「グローバルで活躍できるようになりたい」という希望の種があって、そこからキャリアを積んで希望度が増し、情報収集を行い、自身の希望や適性に合致度の高い機会があったので決めた、ということに過ぎません。
もし、海外ではたらくことに興味や憧れがあるのであれば、自分の中の「希望の種」がどこまで育つか、海外勤務に関連する経験を積み、情報収集することを通じて、一度本気で検討してみていただきたいですね。
結果として、海外勤務を選ばなかったとしても、本気で検討して決断したことは、検討しない状態と比較して、より高い納得度で自分のはたらき方を決定できている状態になると思いますし、はたらく幸福度を上げることに繋がると思います。
私にとって「はたらく」というのは「誰かを幸せにする手段」だと思っています。
世界中どこにいても「周りの誰かを幸せにするにはどうしたらいいのか?」そしてもちろん「自分自身が幸せにはたらくためには何をするべきか?」という気持ちをもって、はたらいていきたいと思います。
以上藤井さんのインタビュー記事でした!
藤井さんありがとうございました☺
【収録語小話】
インドの日本人コミュニティサークル活動にも積極的に参加している藤井さん。その参加サークル数はなんと13個!土日はほとんどサークル活動でびっしり。このインタビューの前日にもコミュニティの方々とソフトボールをしてきたそうですよ☺